質問コーナー:ネパールの保護活動編

なぜ毎年ネパールに行くの?

その目的は、
①ネパールでは手に入らない防ノミダニ薬や医薬品など支援物資の運搬
②智子さん達ではできない20匹以上の野良犬たちへのワクチン接種
③シェルターの運営状況の確認とネパールメンバーとの意思創通
④獣医さんや見守ってくれている近所の方への感謝と意思疎通
⑤時にはアジア最貧国ネパールでは治療できない病気の子を正式な手続きをして日本にレスキューする事もある

日本でも命を助けますが、ネパールのワンコの命の価値も同じ❣️

同時に、狂犬病をはじめ様々な病気から貧しい人々を守る事が出来ています💪

どうして遠い国ネパールで保護活動をしてるの?
どうして日本のワンコ達にもっと注意を向けないの?

この回答には今から11年前の5月、突然の解雇通告を受け、1週間後に失業、ネパールに飛んだ✈️2014年にタイムスリップする必要がありますが😅

急な失業を機に、中東を除くアジア最貧国だったネパールに移住していた友人の元を訪ねてよう❗️という事で1週間の予定で出発

(この友人はネパールでデング熱で亡くなってしまいました)

そこで、毎朝、5時から2時間もかけて飲み水を汲む為に列を作る子供たち

100円のバナナラッシーを最高の笑顔で飲む男の子👦

不衛生な環境により、簡単に亡くなる近所の人

そんな環境を目にした時に、『これまでの全ての貯金を使って、少しでもこの国でボランティアをしよう💪』とネパールに移住したのです✈️

でも、それから困難の連続😓

10回以上の入院、ママの腸チフス、ネパール大震災、インド国境封鎖による物資枯渇、コロナによる空港閉鎖とロックダウンなどなど

でもそんな困難を乗り越えながら子供たちへの読み書きボランティアや震災復興など色々な活動をしてきました

そして全ての貯金が底をついた時に始めたのが、ワンコ支援なのです💖

でも当時は、フードを買うお金さえ残っていません

加えて、父の癌が発覚‼️助けが必要になり、帰国必須に❗️これでネパールの保護活動も終わりかと思われました

そんな時にこの活動を引き継いでくれると言ったのが、読み書きを教えた生徒の1人『サーガル君』だったのです😭

そして帰国後に始めたのが、今の日本の保護活動なので、実は全ての活動はネパールから始まったのです😅

11年の歴史を高速でお伝えしたので、解説が難しいですが、結論は『2カ国のワンコとネパールの若者たちを助けたい💖』という事です

ネパールでの保護活動は大変なの?

私達は毎週のようにネパールからの配信を見ていると、感覚が麻痺してしまいますが、智子さん達は、文字通り、命をかけてワンコ達の命を守っています💦

厚生省などあらゆる海外安全情報には
①決して動物に手を出さないように❗️
②触れたり、エサをあげないように❗️
③怪我をしていたり、病気の子がいれば絶対に近づいていけない❗️

(全部やってる〜😱)

なぜなら、日本の保護活動では、たとえ手を噛まれても傷口のケアで十分ですが、ネパールでは致死率100%の狂犬病が蔓延しているからです

狂犬病の潜伏期間は2、3ヶ月から数年に及ぶ事もあり、すぐにはわかりません

発症すれば、10日で、発熱、頭痛、全身倦怠や嘔吐などを起こし、物を飲み込みづらくなります

その後、液体を飲もうとすると筋肉がけいれんするため、水を恐れるようになり(恐水症)、風をおそれるようになる恐風症状も出て、やがて昏睡状態となり、呼吸が麻痺し100%死亡します

しかも、噛まれなくても、ささくれ部分を舐められるだけでも感染

ですから、智子さん達がこうした初見の子を治療するのも、私たち夫婦がネパールに行き、20匹以上の子たちにワクチン接種をするのも、本当に、本当に命懸けなんです‼️

(2025年ネパールツアーでは、初見の子には接触厳禁🙇🏻‍♂️)

そして智子さんに何かあれば、ネパール支部は100%解体😢

この活動の初期から「命を守るには命をかけなければいけない💪」と言ってきましたが、今まさにそうしている智子さん達を「大切に安全に」守ってあげましょう

⚠️注意

ライブ中に直接、智子さんに指示をする事は命に関わりますので、現場のメンバーと私の判断にお任せください🙇🏻‍♂️

症状や気付きを書くのは問題ありませんが、病気や怪我をしていても安全に治療できるかは別次元の(命懸けの)問題なのです😭

ネパールのリアルな生活費はどのくらいかかるの?😭【2025年9月現在】

日々、各種値上げに苦しめられている日本の私たちですが、ネパールはどんな感じでしょうか?

①平均給与

男性:3.2万(時給200ルピー)
女性:1.2万(時給60ルピー)

②家賃

バスパーク周辺:一部屋5000円
病院周辺:一部屋8000円
通常の2DKを借りると3万円
その為、普通は家族全員で一部屋で暮らします💦

③車

300%の税金がかかるので、
軽自動車:300万
普通自動車:500万

④土地(一般的な建売住宅くらいの土地のみ:150平米)

バスパーク周辺:1600万くらい
病院周辺:5000万くらい

⑤食材

鶏肉(骨なし)100g:100円
豚肉(骨、皮なし)100g:150円
卵10個:200円

こうしてみると、給与は日本の10分の1くらいですが、家賃やお肉や卵は日本並みで車や土地は日本よりも高額になる場合があります

こうした実情を知るとネパール支部メンバーの生活が厳しい理由が分かりますね😭

それでもワンコ達の為にいつも頑張ってくれています❣️

海外支援活動ではどんな4つのポイントに気をつける必要があるの?

①キチンと手元まで届ける

安易に現地の団体にお金だけを送ると支援したい子供達やワンコに届く前に9割が中抜きされてしまう事があります

まず政府に取られ、団体トップに取られ、担当支部に取られ、最後に担当者に抜かれて、残り1割のみが届きます😰

あるネパールの孤児院でも、アメリカから凄い支援が来ているのに、子供達は毎日豆スープとご飯のみでした😢

②本当に必要な物を届ける

手で直接ご飯を食べるネパール人に箸を送っても意味が無いように受け取る側のニーズを知っていなければ適切な支援はできません

その為には、現地に住んで、文化や生活全てを知って助ける必要があるのです

③適切な量を届ける

日本からの支援米が5年以上も放置され、結局は私たち日本人がその古古古古古米を1kg50ルピーで買うという事がありました💦

この様に必要な物でも、ちょうど良い量を送る必要があります

④相手の生活や人生を壊さない

これが一番難しいですが一番大切なポイント❗️

服屋さんで時給50円で8時間働いて日給400円のギタちゃんに、もし私たちが時給で500円、8時間で4千円をあげたらどうなるでしょうか?

日本の最低時給の半額ですが、急にネパールの10倍の日給になれば生活が壊れます

万が一、引越しなどによりこの仕事から離れてしまえば、また時給40円以下に戻ります😭

その時、生活水準を再び、下げられるでしょうか?

それとも、これまでの水準を保つ為に闇バイトや身売りに手を出してしまうでしょうか?

そうして善意の支援が人生を壊してしまう事があるのです

ですから、前回のギタちゃんが怪我した時の支援金も治療と休業費の4000円のみ一度に渡して、残りの6000円は時給を30円アップする対応をしました

そうする事により生活を壊さず、ワンコの仕事にもやる気が出て、ワンコ達も嬉しいという一石三鳥の結果になったのです💖

「野良ふれ」さんは日本の他の保護団体よりも、費用がかかってますよ❗️無駄遣いしてるの⁉️

答え:そうなんです😭私たちの活動には、全てに人件費や運搬費がかかるので、高額になってしまうのです

その中にはパトロールやライブ時のサポートなど若者たち全員の給与、避難所管理費、フード代、ミナさんファミリーの人件費、タクシー代、ガソリン代など全てに費用がかかります

例えば、先日のラッキー達の卒業の時にはミナさん、ミナパパさん、2匹を載せる専用ワンボックス🚐タクシー運転手の3人を手配

シート設置、2匹と乗り込み、渋滞もある往復移動、2匹をおろしてご近所さんと会話などで合計4時間半⏰で6200円😱

日本なら素敵なボランティアさん達が給与も無しで、自分の車を出して、時には高速費やガソリン代も自分で出してくれる場合もあるそうですので0円でしょう💖

ネパールでは、病院に連れて行こうと思っても、治療入院費やお薬代はもちろん、往復タクシー代やメンバー全員の人件費が💦

さらに、湧き水で洗濯をして、3、4日に一度しかシャワーを浴びれない智子さん😭

15万ほどする自分のバイク🛵を使い(メンテナンスやガソリン代、保険代も必要)怪我をしたり、アザができたりと命懸けで頑張ってくださっている智子さんにも無給というわけにはいきません💪

当然、ネパールの若者たち以上の感謝の印が必要です❣️

そんなネパール人に払う費用は無駄じゃないの?

答え:いいえその分、苦しい若者たちの未来を明るくできています💐

①孤児の『ギタちゃんや妹サビちゃん』
②8人兄弟の母子家庭という極度の貧しさに耐えるサーガル君
③眠れない夜があっても文句を言わずに、どんなワンコでも引き受けてくれるミナさんファミリー
④家庭内暴力から命からがら逃げて、隠れて暮らす母子家庭のビオラちゃんとカンチャくんなど

貧しくて、本当に苦しいなかでもキラキラした若者たちを助ける事が出来るのが野良犬ふれあい広場なのです

確かにこうして①ワンコも助け②同時に若者たちをも助けているからこそ、2倍の費用がかかります

しかしそれは日本で誰も出来ないめっちゃ素敵な活動なのです💓

日本とネパール支部メンバーは誰がいるの?

日本:実務は私たち夫婦のみ

預かりさんや清掃ボランティアさんなどは現在はいません

ネパール:5人

・8人兄弟の母子家庭のサーガル君
・両親が共に病死した孤児のギタちゃん
・母子家庭のビオラちゃん
・コロナ渦で、失業して家を追い出されたのを機に、シェルターの管理人となってくださっているミナさんファミリー
・ネパール人の夫を持つ日本人の智子さん

などネパール支部のメンバーにはお給料が必要です(仕事を提供する事によりワンコと恵まれない若者を同時に助けています💖)

ネパール唯一の男子メンバー👨🏾‍🦰サーガル君がいる事のメリット🎊

①若い男性がいると安全

ネパールでは、酔っ払いや変な人に絡まれる事も多く、智子さんとドルマちゃんとギタちゃんの女子チームでは何かと心配でした

しかしボディーガードのサーガル君がいると、防犯面で安心❣️

②緊急対応、緊急搬送のしやすさ

ワンコを緊急搬送しなければならない時も成犬の野良ワンコの場合には女子だけでは難しい場合もありました

しかも、ギタちゃん宅はバスパークまでバスで片道1時間の距離

それに対してサーガル君宅は バスパークまで3分、自分でタクシーを手配して、1人で病院に連れて行く事さえできます

③ワンコに薬を飲ませる特殊な能力

ライブで、時々見せる特技「野良ワンコの口に薬を入れちゃうの術💪」

この技ができるのはママとサーガル君だけです(私パパもできません)

そのママでさえ、「マロ達や子犬にならできるけど、外の野良ワンコにはできない💦」といいます

よく勘違いされますが、自分の飼い犬にするのと野良ワンコにするのとでは、天と地ほどの差があります😱

おそらく、一般人はおろか、日本の獣医さんたちでも「外で走る野良犬の口に無理矢理、お薬を飲ませて」と言えば全員が逃げる💨事でしょう

そんなすごい事をしてくれるのがサーガル君なのです🎊

実はエールリキア症になると食欲が無くなるので、肉に挟んでもお薬を飲んでくれません😢

現に毎日のアーサー君のお薬をお肉屋さんにお願いしたらすぐに断られてしまいました

そんな時に「じゃあ僕が毎日飲ませに来るよ〜」と言ってくれたのがサーガル君❗️

あ〜頼もしい😭こんな貴重な人材を手放す事はできません❣️

ネパール支部メンバー「ビオラちゃん」の壮絶な背景

2024年のネパールレスキューで嬉しかった事の一つはビオラちゃんが自宅でミルクティーを振る舞ってくれた事です💖

最初はお家に着くと愕然😭日本なら家とは呼べない波トタンの家

その長屋の6畳一間だけで、カンチャ君とママの3人暮らし、もちろん隣の声は筒抜け

ひと部屋にガスボンベも手洗いタンクも全員で眠るベットも洋服タンスまで全てが置いてあるキッチンと寝室の一体型でした

ママは毎日、交通局の食堂で12時間働く為に、朝5:30には出発、帰りは18:30、でも給与は月給7000円

その為、ビオラちゃんが起きるとママはおらず、ビオラちゃんが飲み水を汲む為に近くの公共水道に並びます

水道が細い時には2時間も並んで、重い水タンクを抱えて自宅へ

それから自分で昼食作り、着替えてようやく学校へ🏫

それでも、「お母さんが酔ったお父さんに殴られるのを見るよりは良い」といいます

そんな子が作ってくれたミルクティーが美味しくない訳がありません😭

実は避難所ライブの時には、お手伝いの対価として半分はお小遣いに、半分は積み立てています💪

こんな辛くても、素敵な笑顔の若者たちを助ける事ができるのも実は皆さんのおかげなのです💖

ギタちゃんとサビちゃんは、どんな背景を持つ子なの

ライブで率先して動くギタちゃんとクッキングライブで手際の良い料理で楽しませてくれるサビちゃん(14歳👧)

いつも明るく振る舞っていますが、2人の背景はあまりにも残酷

ギタちゃんのお母さんは、ギタちゃんが学生の頃に亡くなり、その後、お父さんは別の人と再婚

その「後妻さん」から産まれたのがサビちゃんなので、2人は異母姉妹です

でも、今度はお父さんが病気になると「後妻さん」はサビちゃんも夫も捨てて、新しい男性と消えてしまいます😢

そして、お父さんはそのまま病気で亡くなり、妹のマヤちゃんは外国に出稼ぎに行ったので、ギタちゃんとサビちゃんだけが残されたのです

だからサビちゃんの為にも、ギタちゃんは頑張って働いているのです

そんな残酷すぎる背景を持つ2人をもワンコと同時に助けられているのが、このネパール保護活動なのです💖

日本にレスキューした野良犬カイロの物語とは

バスパークではスプレーで落書きされ、棒で叩かれ、保護主が見つかったと思ったら捨てられ

バスパークから追放され、行方不明になり、ガリガリで病気の状態で見つかり、軽食屋さんに安住の地を見つけるも、人を噛んでしまい、その場所も追い出され、レンガを投げられる始末😢

避難所に保護されるもトラウマで、最初はパニック状態に🫨

そんな酷すぎる犬生を送って来たために、残りの時間は幸せにしてあげたいと日本にレスキューしたのです

そんなトラウマを抱えたカイロを東京のドッグトレーナーの資格を持つ方が保護してくださったのです

その里親さんもカイロの為に、リモートワークに切り替え、息子さんもお部屋を大掃除🧹

わざわざ関空のお迎えにも来てくださいましたね🚄

ですから今は、ずっと愛してくれる日本の家族と一緒で、幸せな暮らしをおくっております💖

日本にレスキューする野良犬マロミの物語とは?

当初は、耳の治療の為に1ヶ月ほど避難所で療養していたマロミですが、無事に耳も治り、ワクチン接種もして、無事に バスパークへと戻る事ができました💐

とはいえ、最初は バスパークを歩きまわる事ができていたものの、だんだんと強いワンコ達に噛みつかれて、追い回されて、身を隠すようになってしまいました😢

そしてついに見つけた場所はトイレ室の前のゴミ捨て場

そんな不衛生な環境にうずくまり、避難所で大好きだったミナさんが声を掛けても、ご飯を投げても反応が出来ないほど怯えています😰

その変わり果てた姿を見たミナさんもショック😭

ついには、病気になり、食べ物を飲み込むと痛みから叫びながら嘔吐してしまうというのです

もちろん、ラッキーやハッピー達、チビや杏、フッチーやアーサーなど畑を走り回る事が幸せな元気いっぱい組もいます🐕💨

しかし、マロミのように、順応できず、命を落とす子もいるのです

以前、 バスパークに戻った元気の無いマロミを見たファンの方からこんなコメントを頂きました。

『マロミは避難所に行けて、ようやく「ずっとのお家」が見つかったと思ったのに、 バスパークに捨てられたと思ったのではないでしょうか?』と

この言葉が頭から離れず、あのうずくまるマロミの姿を見て、ついには病気になったと聞いた時に決意しました💪

『この可哀想な姿を見て助けないなら、何が保護活動だ‼️』と

という事で、2025年10月に日本にレスキューする事になったのです